いつまでたっても少年ジャンパー

いい年していまだに少年ジャンプを愛する男の感想ブログです。

【感想】週刊少年ジャンプ 2019年 15号

こんにちわ!

早速ジャンプの感想を上げていきたいと思います。

努力、友情、勝利で目指せ!全作品の感想継続!

 

WEEKLY TOPICS

☆「ぬらりひょんの孫」の椎橋寛先生、新連載開始!

☆センス爆発!俺たちの戦いはこれからだ的「チェンソーマン」

☆まさかの時事ネタに!?「ダビデ君」

 

【神緒ゆいは髪を結い】

第1話 幻の黒セーラー

ぬらりひょんの孫」「ILLEGAL RARE」を連載していた椎橋先生の新連載。

前2作は妖怪やモンスターが主軸となったオカルトバトル物でちょっと影を落とした作品だったのが印象的でしたが、今回はなんとヒロインコメディ物!

と、いうことでワクワクしながらページをめくりましたが、いきなり「法力」というワードや流血騒ぎに、先生の変わらぬテイストを感じ苦笑い。これをどうヒロインコメディに仕上げるのかとちょっと不安なところもありましたが、さすが連載経験作家、面白かったです。

 

今回の主人公と言いますか、きっとラブコメの相手役になるだろう男の子は、イケメン御曹司で学校内でも力を持つ鍵斗くん。鍵斗と書いて「キィト」と読みます。話題のきらきらネーム。花男や花晴れのキャラみたいに俺様感がめちゃ強くて、今どきの少女漫画でも見かけないくらいのキャラクターで正直少年誌では受け付けない人が多いかも。

でも読み進めていくうちに「金魚が死んだから獣医になりたい」とこっそり塾に通ってることが判明。将来に夢を持って塾に通うのなんて正直普通なのに、不良がちょっといいことすると普段とのギャップでめちゃくちゃ好感度上がるシステムによって、ここら辺から親しみが湧いてきます。

全体的に台詞に小物感があったり、いきなりヒロインに殴られるといったぞんざいな扱いを受けてるあたり、きっとイケメンだけどネタキャラ的な立ち位置なんでしょうね。そう思うと、全ての言動に「この子ったら可愛いんだから」と優しさを持つことができます。

 

さあ、そんな学校の人気者・鍵斗くんをいきなりぶん殴ったのが今作のヒロイン・ゆいちゃん!

ゆいちゃんは可愛い女の子ながらかなり凶暴で、邪心と恐れられていた黒髪少女!その暴れん坊ぶりを見かねて、その凶暴性を三蔵法師の法力宿る鎖によって封じられ、今はおしとやかな白い天使として生活している美少女。

設定的にはくしゃみで性格が真逆になる「GB」のランチさんや、ロザリオを外すことによって性格が変わる「ロザリオとバンパイア」の萌香さんのように、ワンアクションで人格が入れ替わる多重人格キャラ。凄いのが、髪を結ってる三蔵法師の鎖をほどくと髪色はもとより、着ている服もチェンジするという変身オプション付き。ていうかゆいちゃんは凶暴なだけで、別に普通の人間なんだよね??扱いがまさに妖怪へのそれで、椎橋先生らしさを感じられます。

でもこのゆいちゃんが可愛い。椎橋先生ってこんなかわいいキャラクター描けたんだってくらい可憐で美人。以前使ってた筆みたいなタッチが少ない分、絵柄がよりスマートだし、幼馴染の奈央ちゃんも可愛い。カラーの塗りにはいまだに和風なおどろおどろしさが垣間見えますが笑 でもこの、美少女×おどろおどろしさ×血なまぐささ、というオカルト的なビジュアルに「伝説のスケバン」といったワードが使われちゃうセンスが相まって、一周回って新し可愛いコメディになっている気がします。

今後、恋愛要素が絡むのかもよく分かりませんが、この絶妙にポップすぎないラインでドタバタしてくれると面白そうです。

 

 

チェンソーマン】

第13話 銃の悪魔

すごく人を引き付ける言葉センスと描写力で描いてくれる藤本タツキ先生の「チェンソーマン」。ジャンプらしからぬ第1話で話題をかっさらったものの、タツキ先生の味とも言うべき「何気なさ」がストーリーにまったり感を与えていて、中々進展しない(してないように思える)状態でしたが、今週一気にギアが入りましたね。

 

まずしょっぱなのデンジくんのアホさがたまりません。こんな素直でアホなキャラクター、中々いません。それをただ同じ内容を繰り返すということだけで表現してしまうのが、言葉のやりとりを楽しんでる感じがしてタツキ先生の良いところ。

タツキ先生の台詞は、端的に情報を伝えるスマートさと、ここでその無駄入れちゃうんだっていう遊び心がたまらないですよね。で、その無駄っぽい台詞が今回のデンジくんみたいにキャラクターの表現に繋がってるのがさすが。説明じゃなくて表現ってところが肝。

そしてそれを受けるマキマさんのぶれないキャラクター。先週の話ですが、マキマさんみたいな存在って、青少年の成長には必要だと思うんです。この性へのドキドキ感と背徳感。こうやって世界を知っていくことで少年は大人になっていくんです。そういう意味でマキマさんの存在は少年ジャンプを青少年のバイブルに仕立て上げる重要なファクターなのです!こうして若年読者はまた一歩大人の階段を(ry

 

銃の悪魔の説明からアキ先輩の回想に移行するところのカメラワーク、素晴らしいですね。

そして、ふとした家族の描写からの銃の悪魔の脅威、そしてアキ先輩の過去説明、これをさらりと説明臭くなく描けちゃうのがセンス以外の何物でありません。上陸時間と被害者数を淡々と文字情報で伝えられるって、逆に想像力を掻き立てられてぞくっとしました。

その被害にあったアキ先輩のやりきれない過去。悪魔ってものは敵というよりも災害なんですね。この号が3月11日に発売されるという何とも言えなさ。

 

それを全力のアホさで「大丈V」と言いのけてくれるデンジくんが堪りません。全く勝てそうな感じしないし、アキ先輩との温度差がより大きくて軋轢がまた生まれそうですが、この主人公らしさ。なんだかんだジャンプしてくれてます。

そして、俺たちの戦いはこれからだ的最終ページ。え、最終回!?と一瞬不安になりましたが、まだ続くようで何より。組織もののお話としてはやっとチームとしての話が動き出すので、公安対魔特異4課がどんなキャラクター達で構成されているのか、どんなチームワークで戦っていくのか、楽しみです。

ですがタツキ先生のことですから、いきなり仲間たちがあっさり殺されて驚愕の展開ってのも無くはないかも。

 

 

【思春期ルネサンスダビデ君】

第25絵 自己愛ルネサンス!ナル様

掲載順位は低いものの個人的には大好きなダビデ君。

あっさりと、気になるところなく読めるってのは大切なことだと思うんです。絵柄も見やすいし、お話も変に突っかかるところなく、全キャラクターに好感を持てるって中々アベレージ高いんじゃないかな。

さて、今回はまたモテモテナル先輩がダビデ君に対抗心を燃やす回。第21絵に初登場してから第22絵、そして今回と意外に早い回転で現れるナル先輩。登場するたびに心奪われる女性がどれもダビデ>ナル先輩なので毎回泣きべそかいてますが、今回はモナさんに心奪われ、さあどうなる!?

 

今回はモナさんの顔面こわばりキャラが活かされたいい回でしたね。

なんだかんだ趣味が合うダビデ君の前ではリラックスして可愛いモナさん。一方、ナル先輩の自己愛について行けず、こわばりから抽象画、そして別の人物画へと顔が変わっていく様は、モナさんの取り繕えない不器用さと好みに対して結構厳しいジャッジを下す感じが出てて笑いました。

あと、モナ先輩の趣味一昔前だしなんだかなんだ男の汗臭さ感じさせるところも良いですね。大人しそうに見えて意外なギャップがあるっていうのは、今後のドタバタ展開の時に思いもよらぬ男らしさを発現してくれたりするのかも。

 

登場するバンドや映画が美術ネタにちゃんと準拠してるのは、絵画ネタだけの出オチ感があった初回からの世界観をしっかり転がして、逆に作品に安定感を生み出しています。特に大笑いというネタではありませんが、こういう細かいテイストでくすりとできるのは読みやすさにとって大切。美術ネタだから、読者によってはピンと来ない人もいるかもってことでこの順位なのかな。

 

でもこの作品の持ち味は、可愛い女の子との恋愛展開にもあります。

モナさんのキャラ掘り下げとナル先輩の負け犬ギャグ展開だけかと思いきや、ダビデ君とモナさんの関係に突っ込みを入れるナル先輩はいい仕事してくれました。女の子側が恋愛的にダビデ君を意識してる姿がめちゃくちゃ可愛い。そして実はハーレム主人公なのにそれに気づかないダビデ君。本当にもったいない。

連載開始当時では想像もつかなかった、まさかのラブコメ展開を持ってるこの作品の振れ幅は大切にして欲しいです。

 

今回、まさかのオラフの中の人の逮捕で時事ネタとなってしまった「ナルと雪の女王」。こういうタイミングに被っちゃうというのは持ってるってことだと思うので、これからも連載を頑張っていただきたいです。

 

 

以下、簡単に感想を。

 

ONE PIECE

第935話 QUEEN

次々に設定が紐解かれて、相も変わらずの情報量。

脱出できそうなのにタイミング悪く窮地に陥る、一筋縄でいかない展開がどうなるのか。

 

鬼滅の刃

第149話 嫌悪感

折角送ってもらった手紙がまだ読めてないという惜しさと、打ってもらった刀が折られる!というハラハラ感からの義勇さん登場は熱い展開!

 

約束のネバーランド

第126話 鼎談

もしかしたら人並みの頭脳を持ち続ける鬼がいる!という作戦の根底を揺るがす事実を、すでに訳知りで存じ上げていたノーマンさん。ここからさらに鬼の秘密が明らかになりそう。

今回のタイトル「鼎談」は3人が集まって話し合うことを意味するそうです。離別してから、また顔を合わせて話し合う日が来るとは。時の流れを感じますね。

 

【最後の西遊記

第2話 誰が為に

連載2話目。中々にヘビーな設定に、ちょっと畜生感が否めないパパの存在はありますが、龍之介くんが主人公してるのが好感持てるところ。

妖怪という存在の概念が中々イメージしづらいけど、コハルちゃん含めそもそもの設定の大切な部分なので、これからもその都度丁寧に描写してくれると助かります。

 

Dr.STONE

Z=97 楽しい帝王学

久々のクロムくん活躍回。相変わらず展開がスピーディーで“停滞”しらずなのはすごいですね。

 

僕のヒーローアカデミア

No.219 ゴー!スライディン・ゴー!

ヒーローとして言うことない活躍っぷりのかっちゃんと轟君。オールマイティに頭ポンされてるの見て、「あ、まだ学生だった」と思いだしました笑

敵連合側もどうやら動きがありそうで、ヒーロー・ヴィランの対立にデトネラット社がどう絡むのか。

 

ぼくたちは勉強ができない

問102.黄昏に氷の華は「x」と舞う③

二つの夢で揺れる桐須先生が出した答え。また一つ桐須先生と唯我くんの関係もほぐれてきましたね。にして、なんてエッチいコスチュームを用意したんだ唯我くん。

 

【ハイキュー】

第341話 蔓

試合もまだ序盤だから烏野の速攻も通用してますが、この後、どこまで鴎台が翔陽達を追い込んでいくのか。青根さんが3人というエグさよ。

 

ブラッククローバー

ページ196 黒幕

エルフも騙された「悪魔」という存在の登場に、いよいよ混迷を来してまいりました。この「悪魔」はどうやらアスタの持つ黒い五つ葉の魔導書とも関係するみたいですね。この悪魔さんの真意はいかに。

 

【呪術廻戦】

第50話 予感

ただただ東堂パイセンが賢くて戦い慣れていて強い。ただ、この東堂パイセンと共闘できるっていうレベルにまで、この短時間で成長した虎杖くんもさすがです。

そして七海さんのさりげない凄さアピール。

 

【アクタージュ act-age】

scene56.隣の席の君

クラスの気になる女の子を主人公に、映画を撮りたいというのは文化系少年の夢ですね。

けいちゃんが吉岡君の思いを感覚的に捉えて、自分達だけで映画を完成させようと思えることになったのは、深い思いを持った人たちとの出会いを重ねたからなのかな。

 

火ノ丸相撲

第232番 国宝世代と童子切安綱、継承

無敗なのに、多くの関取が鬼丸に目を向けてることに苛立ちと焦りを覚える大包平。闇落ちまっしぐらですが、文字通り体当たりで相手の心を動かしてきた光落ち鬼丸関が大包平関も浄化してくれることを信じています。

 

食戟のソーマ

302 魔手爪牙

いつの間にか圧倒的戦闘力を備えていた恵ちゃん。ホスピタリティって凄いのね。えりな様との友情も素敵。人の調理器具を使うだけで技術が盗めちゃうチートな朝陽さんですが、ここで格下の力だけでもあんたに勝てるくらい、地力あるからねアピールに入ります。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん

♨150 乳張パニック⁉ゆらぎ荘

メロンが好きな自分にとって乳張メロンパイとは中々なキラーフード。でも大きすぎるのも何だかなと改めて考えさせられます。お互い揉み合うことで小さくできるという、カップリングがはかどる展開はさすが。

 

【ジモトがジャパン】

第25話 大乱闘!ジモッシュブラザーズ

T・Kさんが恐ろしいくらいにゲーム下手ですが、自分も対戦ゲームすると体が動いちゃうタイプなので親近感。

まだ修学旅行編は続きそうですね。

 

【獄丁ヒグマ】

第11話 ヒグマとアヤハ

自分の使命と揺れ動く様が、獄卒人の姿との二面性と相まってダークヒーロー感が漂って良いですね。

ちょっと主人公としては地味なヒグマくんのこの苦悩を抱えてる姿は大切な要素ですが、それを隠すためにもっと取り繕った姿をはっちゃけさせても良かったのではないかとも。そこのギャップが上手く作れてたら、キャラクターや物語の推進力がグッと増したのかも。

 

【ne0;lation】

process12 ネオ&ター坊VSブギー

自動運転が路面状況を把握できないというのは確かに盲点かも。

実際の自動運転にも、天候や舗装状況によって悪化した路面の情報ってのは反映されるのかな。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます!

初めて感想ブログ書いてみましたが、中々に大変ですね。

これからも続けられるよう頑張ります!